2016年12月1日木曜日

「初心」


「初心」という言葉をご存知でしょうか?おそらく日本人として産まれてきたなら、誰しも知っている言葉でしょう。そんなありふれた言葉のように思う「初心」ですが、実は日本独自の言葉らしいのです。他の国にはない日本独自の言葉。初心の他にも、きっとたくさんあるのでしょう。「わびさび」もおそらくそうだと思います。なんとなく、日本人らしいその言葉が、伊藤英子は大好きです。どことなく奥ゆかしさを感じずにはいられません。「初心」を使った言葉には、「初心忘れるべからず」という言葉がありますよね。これは、もとをたどると能の世阿弥の言葉らしいですよ。そして、この言葉こそ伊藤英子がいつも心がけている言葉でもあります。「初心忘れるべからず」つまり、どんな時も最初の時の気持ちを忘れることなく、謙虚な気持ちで向き合わなくてはならないという意味です。こればかりは、まだ人間がなっていない伊藤英子としては、ついつい忘れがちな気持ちなのです。だから、どんなことにも慣れてくると、ついつい調子に乗ってしまい、時には大失敗をすることもあります。慣れって怖いですよね。努力をしなくなるだけでなく、新鮮な気持ちや感動を忘れ、できて当たり前、やってもらって当たり前になってしまうのですから。これからも「初心忘れるべからず」の気持ちを大切にしていきたいものです。ちなみに、この「初心」という言葉ですが、外国人があげた日本の美しい言葉の中にも入っているそうですよ。外国人の方が美しいと思ってくれるなんて、なんとなく嬉しいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿