2016年12月12日月曜日

ハレの日の食の意味


ハレの日、ケの日という言葉を聞いた事がありますか?伊藤英子は、ハレの日は聞いたことがありましたが、ケの日という言葉はあまり耳にしたことがありません。ハレとは殊。ケとは常という意味合いがあるようです。つまり、ハレの日とは特別な日を指し、ケの日とは日常を指すわけです。そして、ハレの日にはハレの日だからこその特別なお料理を食べるという習わしがあります。例えば1月のハレの日には、おせち料理や、七草粥を食べます。2月は恵方巻や小豆飯。3月はちらし寿司。4月は草団子。5月は柏餅、ちまき。6月は、酒まんじゅう。7月は素麺、五目御飯。8月は月見団子、黒ごま粥。9月は菊飯、菊酒。10月は、十六団子。11月は赤飯、けんちん汁。12月は小豆餅、年越しそば。といった感じでしょうか。そしてこれらのハレの日に食べるものには、ただ単にその月の行事の物を食べるといった意味だけでいただくのではないらしいのです。その昔、季節の変わり目などに、体長を崩しやすいことを思ったことがきっかけで、ハレの日を設けて栄養がたっぷりはいっているものを口にすることによって、体に栄養と休息を与えるという本来の意味がそこにはあるのだとか・・・昔の人の知恵なのでしょう。伊藤英子もおもわず納得してしまいました。それにしてもうまく考えたものですよね。ハレの日があるからこそ、栄養と休息を取り入れると共に、意識的にメリハリのある生活を送る仕組みになっているわけです。伊藤英子も、ハレの日の食を、意識的に摂るようにしようと思います。

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