2016年12月26日月曜日

雛人形の意味


伊藤英子は、ひな祭りが大好きです。私だけに限らず、女の子として産まれてきたのだから、女の子でひな祭りが嫌いな人なんていませんよね?そんな私ですが、幼い頃は人型をしている雛人形を怖いと思うこともありました。だって、よくこんな話が囁かれたことが
ありませんでしたか?雛人形の髪の毛が伸びるとか・・・歯が生えてくるとか・・・いつの間にか横を向いているとかね・・・幼い頃の伊藤英子はそんな迷信をしんじていたので、正直雛人形が怖いと思っていました。もちろん今は違いますよ。今では大好きです。ところで、雛人形にはどのような意味があるかご存知でしょうか?すくすくと元気に育ちますように・・・という願いが込められているということ。そして、何か嫌なことが降りかかったときに、その身代わりになってくれますようにという、身代わり雛という要素がそこには隠れているそうですね。そもそも、雛人形の元をたどると、紙でできていたそうです。それを流し雛といって、河などに流していたのが、時がたつにつれ、その形が変わっていき、紙から人形という形に至ったのだとか・・・そして流し雛から鑑賞用のものへと変化していったのだそうです。そしてよく、ひな祭りが終わったらすぐに雛人形をしまわないと結婚が遅くなるという話も耳にしますが、これもまた違う意味がそこには隠されているようで、事が過ぎてもなかなかしまえないようでは、結婚相手として望まれないよ。という意味から、婚期が遅くなるという意味へと変化したのだそうですよ。おもしろいですよね。そんな迷信を信じていた頃の伊藤英子は、母が一度だけひな祭りが過ぎてもなかなか雛人形をしまってくれない時があった時に、『結婚できなかったら、お母さんのせいだからねー!』と言ったことがあったなー!〔笑〕皆様。迷信ですので気になさらないでくださいね。

 

2016年12月18日日曜日

京の町屋を改造して・・・


伊藤英子の知り合いが、最近外国人観光者向けの宿泊施設を始めました。場所は京都です。うん。確かに外国人観光客をターゲットにしたのは正解かもしれません。というのも、伊藤英子が昔幼い頃に父や母に連れられて訪れた京都は、子ども心にもなんとなくしっとりとした空気感をまとっている町だったのですが、最近その京都のお友達と会う為に訪れた京都は、たまたまかもしれませんが、観光客であふれかえっており、わびさびを感じることや、京都の街をゆっくりと堪能するといった感じはなかったのです。まー、伊藤英子も久々の京都巡りでしたので、京都でも観光名所と呼ばれる場所にばかり足を運んだからかもしれませんが・・・観光する人であふれかえり、耳にするのは外国語が多かったように思います。ちょっと気になって調べてみたところ、やはり外国人に人気のあるスポットの一位が伏見稲荷大社(京都)だとか・・・ちなみに、二位が広島平和資料館(広島)、三位が宮島(広島)と続くそうですよ。なんとなく日本人である伊藤英子が聞いても納得の場所ですね。そんな京都での宿泊施設開業!ぜひとも成功してほしいものです。一度だけ施設の中を拝見したのですが、京の町屋を改造しただけあって、昔ながらの京都らしさを残しつつも、過ごしやすい空間作りがなされており、なかなかに素敵でした。外国人のみならず、日本人でも昔の良き京都を感じながら過ごすことができるのではないでしょうか。

2016年12月12日月曜日

ハレの日の食の意味


ハレの日、ケの日という言葉を聞いた事がありますか?伊藤英子は、ハレの日は聞いたことがありましたが、ケの日という言葉はあまり耳にしたことがありません。ハレとは殊。ケとは常という意味合いがあるようです。つまり、ハレの日とは特別な日を指し、ケの日とは日常を指すわけです。そして、ハレの日にはハレの日だからこその特別なお料理を食べるという習わしがあります。例えば1月のハレの日には、おせち料理や、七草粥を食べます。2月は恵方巻や小豆飯。3月はちらし寿司。4月は草団子。5月は柏餅、ちまき。6月は、酒まんじゅう。7月は素麺、五目御飯。8月は月見団子、黒ごま粥。9月は菊飯、菊酒。10月は、十六団子。11月は赤飯、けんちん汁。12月は小豆餅、年越しそば。といった感じでしょうか。そしてこれらのハレの日に食べるものには、ただ単にその月の行事の物を食べるといった意味だけでいただくのではないらしいのです。その昔、季節の変わり目などに、体長を崩しやすいことを思ったことがきっかけで、ハレの日を設けて栄養がたっぷりはいっているものを口にすることによって、体に栄養と休息を与えるという本来の意味がそこにはあるのだとか・・・昔の人の知恵なのでしょう。伊藤英子もおもわず納得してしまいました。それにしてもうまく考えたものですよね。ハレの日があるからこそ、栄養と休息を取り入れると共に、意識的にメリハリのある生活を送る仕組みになっているわけです。伊藤英子も、ハレの日の食を、意識的に摂るようにしようと思います。

2016年12月6日火曜日

落語の世界


日本文化ともいうべきものとして、落語がありますよね。寿限無寿限無・・・なんかは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?これは江戸時代からある落語の一つです。そんな落語の世界は、男社会でした。そんな男社会の落語の世界に飛びこんだ、ある女性落語家のお話を最近聞きに行ったのですが、それは伊藤英子にとって興味深いものでした。今でこそ女性の落語家さんもいらっしゃいますが、当時は女性などとんでもないという時代だったので、落語家になりたいと言ったはしから反対されたそうです。「落語をするより、落語が好きな人をみつけてその人と落語を見に来てください!」といった具合にね。ちなみに芸人として有名な大輔花子の花子さんも、最初は落語家を目指していたそうですよ。ただその世界への糸口がつかめず、お笑い芸人になったのだとか・・・驚きでしょ?それだけ女性が入り込めない大きな壁がそこにはあったのでしょう。なにもそれは落語の世界に限ったことではないですよね。伊藤英子も普通に生活していて、女性と男性の立場の差を感じる時があります。よくそんな話も耳にしますしね。例えば正規雇用で雇われた女性が、結婚して子供が出来た時に関門になるのが、育児休暇の取得です。一応育児休暇は認められているものの、育児休暇を取得しづらくて退職していく女性も多いです。結局は、男女平等をうたっているものの、心底ではまだまだ平等への道のりが難しいのが現実なのでしょう。伊藤英子もそうですが、これからいまよりももっと女性が社会進出しやすい世の中になっていったらいいですね。

2016年12月1日木曜日

「初心」


「初心」という言葉をご存知でしょうか?おそらく日本人として産まれてきたなら、誰しも知っている言葉でしょう。そんなありふれた言葉のように思う「初心」ですが、実は日本独自の言葉らしいのです。他の国にはない日本独自の言葉。初心の他にも、きっとたくさんあるのでしょう。「わびさび」もおそらくそうだと思います。なんとなく、日本人らしいその言葉が、伊藤英子は大好きです。どことなく奥ゆかしさを感じずにはいられません。「初心」を使った言葉には、「初心忘れるべからず」という言葉がありますよね。これは、もとをたどると能の世阿弥の言葉らしいですよ。そして、この言葉こそ伊藤英子がいつも心がけている言葉でもあります。「初心忘れるべからず」つまり、どんな時も最初の時の気持ちを忘れることなく、謙虚な気持ちで向き合わなくてはならないという意味です。こればかりは、まだ人間がなっていない伊藤英子としては、ついつい忘れがちな気持ちなのです。だから、どんなことにも慣れてくると、ついつい調子に乗ってしまい、時には大失敗をすることもあります。慣れって怖いですよね。努力をしなくなるだけでなく、新鮮な気持ちや感動を忘れ、できて当たり前、やってもらって当たり前になってしまうのですから。これからも「初心忘れるべからず」の気持ちを大切にしていきたいものです。ちなみに、この「初心」という言葉ですが、外国人があげた日本の美しい言葉の中にも入っているそうですよ。外国人の方が美しいと思ってくれるなんて、なんとなく嬉しいですね。