2016年2月20日土曜日

四季ごとの模様替え


伊藤英子の家では四季ごとに部屋の模様替えをします。その模様替えが伊藤英子は大好きです。同じ家なのに、違った空間になったようで、新鮮な気持ちになるからです。幼い頃は、ただ単に母親が模様替え好きなのだと思っていたのですが、どうも、そうではなかったようで、母曰く、日本に四季があるからなのだそうです。四季がなければ年中そのままの配置でいいけれど、四季があるので、その四季に応じたカーテンに付け替えたり、電気家具を出す必要があり、それらを出すから、部屋の家具の配置もそれに応じて替える必要があるのだそうです。たとえばですが、冬になると、伊藤英子の家ではこたつが登場します。こたつの登場と共に、背の高いソファーは隣の部屋に移され、こたつ用のローソファーが登場します。また絨毯もあたたか素材の物が敷かれ、カーテンも一枚だったのが、圧手の2枚のカーテンに変わります。部屋も何気に寒色だったものから、暖色にかわり、部屋全体があたたかな空間になるのです。伊藤英子は、部屋がこのような状態になると、冬がやってきたのだな・・・と実感するのです。これも日本に四季があるお陰だったのですね。そして、何気にそのような事をしてくれている母に感謝でした。伊藤英子が結婚して、自分の住まいを持った時も、母がしてくれたようにできるのでしょうか?親の愛って、幼い頃にはわからなかったけれど、そういった事なのでしょうね。形にして目で見てすぐにわかるものではないけれど、日常の何気ない事の中に母の愛が隠れていたりするのでしょうね・・・

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