2017年11月10日金曜日

伊藤英子が守り続けたい日本家屋


最近、伊藤英子が寂しいな・・・と、思うことがあります。それは、日本の欧米化に伴い、昔ながらの日本家屋も姿を消してきているということです。伊藤英子の祖母の家は、純日本家屋です。庭には松ノ木、小さな池、灯篭、柿の木にみかんの木。家の中に入ると続き間の和室があり、部屋の中から庭を眺めることができるように、縁側が続いている。縁側ではポカポカの日差しがさしこみ、揺り椅子に座って庭を眺めることができる。また、和室には雪見障子があり、障子ごしのあたたかな日差しが部屋の中をやわらかに照らす。伊藤英子は、そんな祖母の家が大好きです。なんだか落ち着きます。けれど、私は祖母の家のような日本家屋に住んでいる知り合いを、他に知りません。最近は、窓には障子ではなく、カーテン、縁側ではなくテラス、庭には手入れが大変だからと冷たいコンクリートやタイルを張っている家が多いですよね。家の中に居て、四季の移ろいを感じることなんて出来ない世の中になってきている気がします。もちろん、欧米化された家の方が実用的なのかもしれない。和室がないので、畳の手入れもしなくていいし、障子がないので張り替える手間もいりません。庭には木がないので剪定する必要もなく、草ヌキの必要もない。縁側ではなくテラスにすると、洗濯物を一日中干す事ができる。だけど、実用的すぎて何か物足りないような気がしてなりません。古きよき日本家屋がこれからも守り続けられるといいな・・・

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