2017年2月6日月曜日

伊藤英子が愛する花


日本といえば・・・連想するのは何でしょうか?伊藤英子なら「桜」です。その見事な桜の花を見るためだけに、日本に訪れる外国人も少なくないとか・・・もちろん、外国人だけでなく日本人も桜を愛してやまない人は数多くいることでしょう。そして、「桜」といえば、有名なのはソメイヨシノですよね。伊藤英子もソメイヨシノは桜の中でも一番大好きな桜です。毎年2回以上は桜の花を愛でにいきますが、それは何も現代の日本人だけに限ったことではありません。桜はかの昔から日本人に愛され続けてきた花なのです。それが証拠に、百人一首でも桜の花について詠んでいるものが多くあります。例えば、これでしょう。「久方の光のどけき春の日に しづこころなく花の散るらん」これは簡単に言うと、あたたかな春の光の中、桜の花が散っている。こんなにものどかな春の日だというのにどうして桜はこれほどまでに急ぎ散るのだろうか・・・沈めるこころはないのかな・・・という意味です。日本らしくて素敵な詩ですよね。その他にも桜を詠ったものは数多くあり、日本人にとっていかに桜が身近な存在であったかがわかります。そして、その情景が用意に想像できますよね。しかし、沖縄の人には「花の散るらん」が想像できにくいのだとか・・・それは、沖縄にある桜の木の種類が原因です。沖縄に咲いている桜の木の種類の多くは、「かんびざくら」とういうものらしく、「ソメイヨシノ」とは違い、花びらが舞うことなく、花ごと落ちるらしいのです。ですから、「花の散るらん」のイメージが湧きにくいのですね。所変われば・・・ですね。沖縄の方にもぜひ、ピンク色にそまった道、雪のように天から降るピンクの花びら、その幽玄な美しさを味わってほしいと思う伊藤英子なのでした。

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